また読み返したい小説

先日倉敷駅行きの電車に乗っていた際、ある中吊り広告に目が留まりました。大好きな小説の文庫版が出た広告でした。その小説は、垣根涼介さんの「君たちに明日はない」シリーズです。今回発売の「迷子の王様」で残念ながらシリーズは完結となってしまいました。
私はいつも図書館で本を借りて読んでいるので、よっぽど面白いと感じた本でないと再び読み返すことはありません。これまでに2回以上借りた小説は、今野敏さんの「隠蔽操作」シリーズや、東野圭吾さんの「秘密」、島本理生さんの「ナラタージュ」など限られた作品だけです。よっぽど気に入った小説は購入しますが。三浦しおんさんの「風が強く吹いている」や伊坂幸太郎さんの「死神の精度」なんかはそれにあたります。
この「君たちに明日はない」シリーズは、リストラコンサルティング会社の社員である主人公がリストラを執り行っている会社へ赴き、リストラ候補者たちを希望退職へ導いていくという話です。こう書くと非常に冷徹そうな話に思えますが、そんなことはなく、読了後に心がほんわかするような小説です。現実に経営危機に瀕している会社を模倣しているような内容もあって、非常に楽しめます。退職して新たな道を選ぶのか、それとも会社に居残り続けるのか、というリストラ候補者たちの人生の選択にハラハラさせられます。読んだ後に満足感があり、誰にでもおすすめできる小説です。私もまた読みたくなりました。ちなみに私は本も好きですが風俗も好きです。倉敷の風俗はほとんど行っています。
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